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1_訪問前事前調査エージェント

このドキュメントは、Dify でエージェントを作成するための演習手順書です。

1. 説明

営業訪問前の準備を自動化する調査エージェントです。Wikipedia、Yahoo Finance、最新ニュースを順次分析し、企業の経営課題を特定。蓄積された商品ナレッジから最適な解決策を3つ選び、商談のネタに使える「事前調査レポート」を作成します。エージェントが自律的に思考し、調査を進める様子を確認できます。

2. 使用するプラグインツール

事前にプラグインとして以下を有効化しておきます。

(演習環境では事前に有効化済みなので不要)

  1. Wikipedia:企業の成り立ちや事業概要を把握するため。
  2. Yahoo Finance:財務状況や市場の評価を把握するため。
  3. Brave Search:最新のニュースを検索するため。
  4. WebScraper:特定の記事やページの内容を精読するため。

3. Dify設定手順

手順①:ナレッジの構築

演習環境では事前に登録済みなのでこの作業は不要です。

  1. Dify上部メニューの「ナレッジ」をクリック ⇒ 「ナレッジベースを作成」をクリック。
  2. ファイルまたはフォルダをドラッグアンドドロップ」するの部分に「product_list_solution.csv」をドラグアンドドロップでアップロードして「次へ」。
  3. チャンク設定:デフォルトのまま「チャンクをプレビュー」をクリック。画面右に表示されるプレビューで、商品情報が並ぶのを確認する。
  4. インデックス方法:デフォルトのまま「高品質」を選択。
  5. 埋め込みモデル: デフォルトのまま「text-embedding-3-small」を選択。
  6. 検索設定: 「ハイブリッド検索」を選択。詳細の設定はデフォルトのまま。
  7. 保存して処理をクリック。
  8. 埋め込みが完了しましたと表示されたら先に進みます。

手順②:エージェントアプリの作成

  1. 上部メニューから「スタジオ」を選択。
  2. 最初から作成」→「エージェント」を選択。
    ※ 「エージェント」が表示されない場合は、「初心者向けの基本的なアプリ」をクリックすると選択肢が表示されます。
  3. アプリ名:訪問前事前調査エージェント
  4. 説明:営業訪問前の準備を自動化する調査エージェントです。Wikipedia、Yahoo Finance、最新ニュースを順次分析し、企業の経営課題を特定。蓄積された商品ナレッジから最適な解決策を3つ選び、商談のネタに使える「事前調査レポート」を作成します。
  5. 作成する」をクリック。

手順③:システムプロンプトの設定

プロンプト」に、以下のテキストを貼り付けてください。

# 役割
営業担当者が訪問前に読むための「事前調査レポート」を作成するリサーチエージェント

# 動作ルール
1. 逐次実行:複数のツールを同時に使わず、1つずつ段階的に呼び出してください。
2. 目的の遵守:最終目的は「営業が訪問先でそのまま話のネタにできるレポート」の作成です。

# 実行フロー
1. 【背景把握】:Wikipediaで企業の成り立ち、主要事業、業界内での立ち位置を確認する。
2. 【現状確認】:Yahoo Financeで業績や株価の推移を確認し、現在の経営の勢いや余裕度を推測する。
3. 【最新ネタ】:Brave Searchで直近3ヶ月のニュースを検索し、訪問時に触れるべき最新トピックを探す。
4. 【深掘り】:WebScraperで重要なページ(代表挨拶や新事業詳細など)を1つ読み込み、現場の悩みを特定する。
5. 【提案準備】:自社商品リスト(Knowledge)から、特定した課題に効く商品を3つ選定する。

# 出力形式
## 1. 訪問先の最新トピックス
(企業の現状や、話のきっかけになる最新ニュースを簡潔に記載)

## 2. 予測される経営課題と仮説
(財務状況や動向から推測される、今相手が困っていそうなことを記載)

## 3. 今回の推奨提案
- 推奨商品A:[商品名]
  - 選定理由:[状況に対し、この商品の特徴がどう役立つか]
- 推奨商品B:[商品名]
  - 選定理由:[...]
- 推奨商品C:[商品名]
  - 選定理由:[...]

手順④:コンテキスト(ナレッジ)の設定

  1. コンテキストメニューで「追加」をクリックします。
  2. 事前に登録済みのproduct_list_solution を選択します。

手順⑤:ツールの設定

  1. ツールメニューで「追加」をクリックします。
  2. 以下のツールについて、「すべてを追加」をクリックしてツールをONにします。

  3. Wikipedia

  4. Yahoo Finance
  5. Brave(Web検索)
  6. WebScraper

手順⑥:会話の開始の設定

  1. 画面右下の「管理」をクリックします。
  2. 会話の開始」をオンにする。
  3. 会話の開始部分にある「オープナーを書く」をクリックします。
  4. 初期メッセージとして、以下を入力します。

    こんにちは!訪問前事前調査エージェントです。
    調査したい企業名を入力してください。
    (例:〇〇株式会社)
    
  5. 設定後、「保存」をクリックします。

手順⑦:保存する

画面右上の「公開する」→「更新を公開」をクリックします。変更が保存されます。

Warning

Dify では、上記の保存作業を行うと、保存とともに公開設定がされ、
環境によっては Dify にログインしていないユーザーでもアプリにアクセス可能 になります。

限定したい場合は、左上のアプリ名をクリックし、Web App とバックエンドサービス APIをオフにしてください。
※ 公開可否や利用範囲については、事前に管理者へ確認してください。

4. 動作確認

自分の会社やなど「実在の企業名」を入力して、以下の過程を確認してみましょう(Yahoo Financeは上場企業でないと利用されないか情報がない場合があります)。

観察ポイント

  1. 段階的なツール活用: AIが自律的に判断して複数のツールを利用する様子を確認できます。
  2. 根拠のある推論: Yahoo Financeの結果を見て「利益が減っているからコスト削減系を提案しよう」と考えたり、Wikipediaを見て「海外事業に強みがあるから翻訳機を提案しよう」と考えたりする、ツール間の連携プロセスに注目させてください。
  3. 動作の柔軟性: 利用するツールや思考回数は一定ではないことがわかります。エージェントの動作の柔軟性を確認できます。